日々是鍛練

沖縄空手修行

サイの打ち方について

サイの型の課題

 

①サイの打ち方

サイを打っていると手が疲れてきて、いつも打つ位置が下がってしまいます。

サイは自分の頭の上から振りおろして、額のあたりを狙って打つのが望ましいのですが、なかなかピシッと決まりませんね。

親指で押すようにして、打つと跳ね返ってくるので、この親指の決めができるように練習したいです。

 

②内受けの時

松濤館流の内受けは外から中に大きく弾くようにして受けます。

でも剛柔流や古武道においては、円を書くようにしながら中に引くようにして受けます。腰は切りません。

よってサイの内受けの時も、何かを引っ掛けるように中にひきながら受けるのが正解ですね。

これも身体が覚えるまでにまだ時間がかかりそうです。

 

がんばろー

サイの選び方

古武道 サイの選び方

空手家のみなさん、空手愛好家のみなさん、古武道の武器を欲しいと思いませんか?

私は最近古武道のサイを教えていただいてから、自分のサイが欲しくてずっと探しています。

道場の館長は、知りあいにお願いして鉄工所で作ってもらったとおっしゃっていました。かつてはきっと鉄工所で自分のサイズに合わせたサイを作るというのが主流だったのでしょう。サイの武器としての役割から考えても、自分に合わせたサイズを持つということは最適なことと思います。

 しかし現在は、残念ながら鉄工所の数や職人さんのご都合で、なかなか作っていただけないのが現状です。少し前までは、空手の大手メーカー「守礼堂」「東海堂」などでも古武道グッズとして扱いがあったサイですが、こちらも現在は注文できなくなってしまったようです。悲しい‥‥

 そこで限られた市販品の中から、自分が納得できるサイを選らべたらいいなと思い、調べてみました。もしサイのご購入を考えている方がいらっしゃったら参考になれば幸いです。

サイの素材

サイの素材としては、プラスチック、鉄、メッキやブラックの塗装、ステンレスなどの種類があります。それぞれのメリットデメリットは以下の通り。

〇プラスチック・・・安くて軽いが、実用的ではない。

〇鉄・・・安価だが、しばらく使っていないと錆びてくる。

    特に海が近い地域にお住まいの方は注意

〇メッキ・・・鉄よりは錆びずらく、ステンレスに比べて安価に手に入るが、メッキが剥げてくることがある。特に黒いメッキはすぐに剥げる

〇ステンレス・・・・丈夫でさびにくい。長く使うならおすすめ。だがとても高価。

      

値段

プラスチック・鉄・・・・・2本で5000円前後

メッキ・・・・・2本で8000円前後~

ステンレス・・・2本で40,000円前後

 

長さ

サイは市販品だと、長さが大体3種類ほどあります。

あまり長すぎるとふったときにサイの先端が体にささったりして、扱いずらいです。

逆に短すぎても、自分の体を守る武器としては不十分です。

サイを選ぶ際は、自分の腕の長さ程度のものを選ぶとよいです。

 

【市販品主な全長の長さ】

Sサイズ(41cm程度 )・・・子供

Mサイズ(45cm程度)・・・成人

Lサイズ(48cm程度 )・・・成人

 

ちなみに私は、身長160センチ、指先からひじまでの長さが大体40cm程度ですが、重量も考えてMサイズくらいがいいかなと考えています。

 

こんな人にはこのサイがおすすめ(販売サイトあり)

・これからも長く使いたい、古武道を極めていきたいという方は、ステンレス製のサイを注文するのがいいと思います。古武道連盟の扱っているサイは、発注ができるそうです。 

shop.ryukyukobudo.net

 

・他流派の空手をメインでやっているが、古武道の型や武器も練習したいという方はメッキでもいいのかなと思われます。比較的安価で、鉄よりは錆びにくいので、日々の練習にはいいのではないでしょうか。

 

www.e-bogu.jp

 

・カッコよさを求めたい、演舞で使いたいという方は、ブラックのメッキもよいと思います。見た感じはまるで忍者の武器のように、かっこいいです。ただメッキがはがれやすいので、本番用、写真撮影用、などと分けて使ってもいいですね。

 

中古品の罠

冒頭にも述べた通り、サイはもともと鉄工所で自分の腕の長さに合わせて作ってもらうというのが主流であったようですが、現在は鉄工所も少なくなっており、大手メーカーでも扱いが少なくなっています。そのため守礼堂や東海堂などの空手メーカーのサイは中古品であっても人気です。ただすべてにおいて安全な取引ができるかというと疑問が残ります。

私が今回サイを購入しようと思いネット検索していて気になったのは、怪しげな、謎のネットショップの存在です。まるでメルカリなどでの中古品売買のように一般の方が出品しているように見せていますが、なぜかすべての商品が半額等の値引きがされており、再度アクセスするとショップの名前が変わっていたり、アドレスが変わっていたりするのです。

これはおそらく海外の詐欺サイトかと思われます。

くれぐれもこのようなサイトにはお気を付けください。

みなさん、よい古武道ライフを!

では最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

本日の稽古

ニーセーシー覚書

 

⚪︎右足前

さんちんの呼吸で諸手で受けて腰を落としながら引く→立ちながらつく

 

⚪︎並行立ち→落として→上げながら両手諸手受け

 

⚪︎左足前→諸手受け

落としながら引いて

→立ちながらもろてでつく

→ゆっくり右手を引く

 

⚪︎連打

⚪︎あげ受けと手刀うち

(足は踵を上げずに膝に膝を差し込んで安定させてる。

左手は90°

 

⚪︎けって前進お尻を締めて両手で上げながら交差下段受け

(右手が上)

⚪︎上段を交差うけ

左に持ってきて右手をひらうち

 

⚪︎左の横受け

⚪︎連打

⚪︎上段受けと手刀

⚪︎蹴って下段交差受け(左手が上)

⚪︎上段を交差うけ

左に持ってきて右手をひらうち

 

⚪︎上段うけと手刀

⚪︎蹴って下段交差受け(右手が上)

⚪︎上段を交差うけ

⚪︎左に持ってきて右手をひらうち

 

⚪︎並行だち→うり受けで右肘を開く(90°)

 

 

 

沖縄空手同振興会の新キャラ

ryukyushimpo.jp

 

イリオモテヤマネコのキャラが斬新でいいですね。

空手のキャラクターって思えばあんまりいなかったと思うので、全国に認知されるといいですね。

どこかで会いたい☆

 

 

古武術から学ぶ

多和田のサイ

「多和田のサイ」という型を教えていただきました。

この型は、かつて道場の師範が、古武道の道場に出稽古に行った際、剛柔流の型を伝える代わりに教えてもらった型だと聞きました。

 

古武道の型を調べてみると、古武道の世界には「多和田のサイ大」と「多和田のサイ小」という型があるらしく、私が習った型はこの小の型に似ていたので、こちらの型かと思われます。この型はサイの型の中でも基本的な動きの型のようです。

サイで突く、あげ受けでうける、払う、基本的な動作とともにサイを振るのですが、これがまたかっこいいのです。

 

youtu.be

 

サイを自分の腕のように振りたい。そして古武道のことももっと知りたい。

そんな気持ちになった一日でした。

 

サイとは

サイの歴史

古武道の武器について

 

今後はこんなテーマでもお話ししたいなと思います。

 

日々是鍛練。

 

 

 

 

 

 

他流派を学ぶことの意義

沖縄からこんにちは。

私は幼少期から松濤館流の空手を鍛練してきましたが、現在は空手発祥の地、沖縄にて沖縄剛柔流を学ばせていただいています。

毎日が本当に楽しいです。

初めて道場に行ったとき、館長が「空手は一つさ」と言ってくださいました。

この言葉を今かみしめています。

 

違う流派の空手を学ぶこと。

当然習得までには一筋縄ではいきません。

立ち方、呼吸、受け方、すべてが違うのですから。

しかし、逆に言うと、異なる流派を学ぶことこそ、真の技の解釈や、歴史の理解につながるのだということに気が付きました。

 

例えば、松濤館流の五十四大という型。

この型には猫足立ちが多用され、鶏頭受けや鷲手、一本抜き手など、松濤館で練習する技とは少し異なるものが出てきます。

わたしはこの技らがどのように使うものなのか、よくわかっていませんでした。

しかし、最近剛柔流の練習をしていると、この立ち方、受け方がよく出てくるのです。

そのため、最近になってようやくこれらの技の理解ができました。

かつての偉大な指導者たちも、柔軟に他流派の技を取り入れながら、空手の普及を目指していたということから考えても、一つの流派がすべてではなく、他流派を学び、理解していくことこそ、空手道の理解につながっていくのだということに気が付かされました。

 

この五十四歩大という型ですが、猫足立ち方の鍛練にもなりますし、剛柔流を理解するうえでも重要な型だと感じたので、今年は頑張って練習してみようと思います。

 

日々鍛錬

 

 

 

ワクワクが止まらない

沖縄からこんにちは。

図書館で空手の本を探しに行きました。

パソコンで「空手」と検索したら、たくさんの沖縄空手の本がヒット。

検索場所に向かうと、なにやら地下のような場所にたどり着き、階段のスロープを下ると見えてきた「郷土コーナー」。

こんなところに本が所蔵されているなんて知りませんでした。

そこには沖縄古武道、沖縄剛柔流、拳法などなど、たくさんの本が陳列されていました。

すごい!!!

さすが空手発祥の地、沖縄。

ここまでの古文献が揃っているとは沖縄ならではでしょうね。

もうワクワクが止まらない!

改めて空手道について学ぶ決意をしたのであります!!!